勾留理由開示公判・求釈明書
求 釈 明 書
札幌地方裁判所 御中
上記の者に対する集会、集団行進及び集団示威運動に関する条例違反、道路交通法違反被疑事件について、勾留理由開示公判に先立ち、釈明を求める点は、下記のとおりである。
第1 「被疑事実の要旨」について
勾留状の被疑事実の要旨には「先導する普通貨物自動車(札幌100わ○○○○)の荷台から荷台上にあった旗竿を左右に大きく振り回し」(第1事実)、「先導する普通貨物自動車(札幌100わ○○○○)の荷台に乗車して同集団の先頭に位置し、旗竿を振り回すなどして、音頭をとり同集団のフランスデモ及びだ行進を扇動し」とあるが、
(1) 被疑者が旗竿を左右に大きく振り回したとすることについて、その行為はどのような疎明資料によって確認したか。荷台の後かたづけ行為と区別可能であったか。疎明資料に映像は提出されていたか。
(2) 旗竿を振り回すことと、「扇動した」ということは必ずしも直結するものではない。何故被疑者の行為を「扇動した」と判断したのか。被疑事実の要旨にも「旗竿を振り回すなどして」とあるが、「など」にはどのような行為があったのか。それはどのような疎明資料の何を見て確認したのか。
第2 勾留の必要性について
1 「罪証隠滅のおそれ」に関し
(1) 隠滅すべき罪証としてどのようなものを想定されているか。
(2) ビデオ及び写真の内容を直接確認されているか。
(3) 被疑者を現行犯逮捕をした警察官及び犯行を目撃したとする警察官の供述調書も確認されているか。何名分か。
(4) (2)(3)の他に隠滅される可能性がある証拠としてどのようなものがあるかを特定していただきたい。
(5) (4)の証拠の保全のためには、どのようにする必要があると考えているのか。
2 「逃亡のおそれ」に関し
(1) 本件の被疑事実で想定される刑罰と、被疑者の身元・職業・社会的地位等を考えてみた場合、それでも被疑者が敢えて逃亡する可能性があると考えるのか、その理由について説明いただきたい。
(2) 被疑者は、仮に起訴となった場合には正面から争う姿勢でいるが、そのような被疑者が刑事手続回避のため逃亡すると考えるか。
(3) 抽象的な可能性だけではなく、本件において被疑者が具体的に逃亡するおそれがあると考えているか。それを窺わせる具体的証拠があるか。
3 勾留の適法性・必要性について
(1) 本件逮捕の状況について、写真やビデオで確認されているか。
(2) デモ行進が憲法上保障された表現の自由(憲法21条)に属する権利であることに鑑みれば、本件のような公安条例の許可条件違反の有無、道路交通法違反の有無については、その違反があったかどうかの判断は、違反行為の有無の確認を含めて慎重・抑制的になされるべきであるが、このことについては共通の認識と判断して良いか。
(3) 警察官らの行為が、適法な職務行為かどうかについて、どのような資料に基づき、どのような基準により判断されたかを明らかにされたい。
(4) 本件逮捕が違法であれば、勾留も違法となる、との認識で良いか。
(5) 本件において、逮捕が適法と判断された根拠及びその根拠資料を明らかにされたい。
以上
---
※DJ一名の求釈明書です(被疑者名は伏せました)
札幌地方裁判所 御中
2008(平成20)年7月 日
被 疑 者 (略)
弁 護 人 小 坂 祥 司
弁 護 人 小 坂 祥 司
上記の者に対する集会、集団行進及び集団示威運動に関する条例違反、道路交通法違反被疑事件について、勾留理由開示公判に先立ち、釈明を求める点は、下記のとおりである。
記
第1 「被疑事実の要旨」について
勾留状の被疑事実の要旨には「先導する普通貨物自動車(札幌100わ○○○○)の荷台から荷台上にあった旗竿を左右に大きく振り回し」(第1事実)、「先導する普通貨物自動車(札幌100わ○○○○)の荷台に乗車して同集団の先頭に位置し、旗竿を振り回すなどして、音頭をとり同集団のフランスデモ及びだ行進を扇動し」とあるが、
(1) 被疑者が旗竿を左右に大きく振り回したとすることについて、その行為はどのような疎明資料によって確認したか。荷台の後かたづけ行為と区別可能であったか。疎明資料に映像は提出されていたか。
(2) 旗竿を振り回すことと、「扇動した」ということは必ずしも直結するものではない。何故被疑者の行為を「扇動した」と判断したのか。被疑事実の要旨にも「旗竿を振り回すなどして」とあるが、「など」にはどのような行為があったのか。それはどのような疎明資料の何を見て確認したのか。
第2 勾留の必要性について
1 「罪証隠滅のおそれ」に関し
(1) 隠滅すべき罪証としてどのようなものを想定されているか。
(2) ビデオ及び写真の内容を直接確認されているか。
(3) 被疑者を現行犯逮捕をした警察官及び犯行を目撃したとする警察官の供述調書も確認されているか。何名分か。
(4) (2)(3)の他に隠滅される可能性がある証拠としてどのようなものがあるかを特定していただきたい。
(5) (4)の証拠の保全のためには、どのようにする必要があると考えているのか。
2 「逃亡のおそれ」に関し
(1) 本件の被疑事実で想定される刑罰と、被疑者の身元・職業・社会的地位等を考えてみた場合、それでも被疑者が敢えて逃亡する可能性があると考えるのか、その理由について説明いただきたい。
(2) 被疑者は、仮に起訴となった場合には正面から争う姿勢でいるが、そのような被疑者が刑事手続回避のため逃亡すると考えるか。
(3) 抽象的な可能性だけではなく、本件において被疑者が具体的に逃亡するおそれがあると考えているか。それを窺わせる具体的証拠があるか。
3 勾留の適法性・必要性について
(1) 本件逮捕の状況について、写真やビデオで確認されているか。
(2) デモ行進が憲法上保障された表現の自由(憲法21条)に属する権利であることに鑑みれば、本件のような公安条例の許可条件違反の有無、道路交通法違反の有無については、その違反があったかどうかの判断は、違反行為の有無の確認を含めて慎重・抑制的になされるべきであるが、このことについては共通の認識と判断して良いか。
(3) 警察官らの行為が、適法な職務行為かどうかについて、どのような資料に基づき、どのような基準により判断されたかを明らかにされたい。
(4) 本件逮捕が違法であれば、勾留も違法となる、との認識で良いか。
(5) 本件において、逮捕が適法と判断された根拠及びその根拠資料を明らかにされたい。
以上
---
※DJ一名の求釈明書です(被疑者名は伏せました)

