【転載】7.5「チャレンジ・ザ・G8 1万人ピースウォーク」における4名の不当逮捕・3名の勾留に抗議し起訴しないことを求める
声明
7.5「チャレンジ・ザ・G8 1万人ピースウォーク」における4名の不当逮捕・3名の勾留に抗議し起訴しないことを求める
2008年7月28日
松本ウルトラQ
松本ウルトラQ
洞爺湖における「G8サミット」開会を2日後にひかえた7月5日、札幌では国内外から5000人にも及ぶ人々が参加して「チャレンジ・ザ・G8 1万人ピースウォーク」が行われた。非暴力で自由な表現をして歩くピースウォークを重装備の警察・機動隊がとりまき、過剰警備をしていたことは多くの市民が目撃し、体験し、さまざまなメディアが報じている。この中でサウンドデモを行っていた隊列に対し、警察の不当な弾圧が加えられ、ディスクジョッキー2名とサウンドトラック運転手1名、さらに取材中のメディアカメラマン1名が逮捕された。サウンドデモは札幌市公安条例にのっとって「許可」どおりに行われていたにもかかわらず、警察はDJを荷台から引きずり下ろし、トラックの窓ガラスをたたき割って運転手を引っ張り出して逮捕した。この際、運転手は怪我を負わされている。
その後、メディアカメラマン1名は釈放されたが、他の3名は10日以上も不当に勾留され、16日に処分保留のまま釈放された。
私たち「松本ウルトラQ」は、2005年8月15日、戦争反対を訴えつつ、靖国神社への歩道を歩いていて逮捕された仲間を救援するために組織された救援会である。3年前の8.15弾圧は、国家が自国の戦死者を顕彰する場に、これに反対する者が近づくことに対してなされたのであり、靖国神社の本質そのものと切り離すことはできない。同様に7.5札幌のピースウォークに対する弾圧は「G8サミット」そのものと切り離すことができない。
とてつもない金持ちで、とてつもない軍事力をもつ8カ国首脳が世界の頂上(summit)を自称して集まる「G8サミット」は、みずからが引き起こしてきた環境破壊や戦争、貧困といった問題の責任をいっさい取ることなく、洞爺湖サミットの議長総括においてはさらなる市場開放や投資をうたっている。そして、戦争や貧困が大きな原因となる「テロ」や「過激化する個人」(司法・内務大臣会議総括宣言より)は「兆候の早期把握」(同)につとめるとする。まさに、この「G8サミット」の思想どおり、ホスト国日本が「過激化する」と見なす韓国の労働者や農民を空港に留置し追い返した。そして、警察権力は「過激化する」と見なす自国の市民を不当に逮捕・勾留したのである。
しかるに、札幌ではただちに逮捕・勾留された3人の救援会がつくられ、いくつもの運動体が弾圧に対する抗議・糾弾の声明を発した。日本のあちこちやマニラ、ベルリンでも不当逮捕に対する抗議行動が行われた。そして獄中の3人を取り戻した。しかし、不当にも処分保留のままである。
私たちは、サウンドデモという表現そのものと表現者に対する警察、検察一体となった弾圧を許さない。そしてこの弾圧に体現された「G8サミット」を認めない。
札幌地検は即刻3名の仲間の不起訴を決定しろ

